バルトレックスはヘルペスウイルスに強力な効果をもっている抗ウイルス剤です。ヘルペス以外のウイルス性の病気にも効能がありますのでバルトレックスを有効に活用していきましょう。

バルトレックスはポリメラーゼ反応を阻害し悪化を抑制

バルトレックスは、単純ヘルペスウイルスや水痘・帯状疱疹ウイルスなどに有効とされるDNAポリメラーゼ阻害薬であり、アシクログアノシンのプロドラッグであるバラシクロビルを主な成分とする抗ウイルス治療薬です。バラシクロビルは、従来の抗ウイルス治療薬の問題点とされる生物学的利用能の低さを改善する為に、アシクログアノシンに必須アミノ酸のバリンを縮合反応させる事で、経口摂取された薬剤のほとんどが腸で吸収される様になり、生物学的利用能が55%に向上しています。その為、従来のDNAポリメラーゼ阻害薬に比べて、1日の服用回数が2回~3回程度と少なくなっています。
バルトレックスは、体内でデオキシグアノシン三リン酸に骨格構造が似ているアシクログアノシンに代謝され、ウイルス感染細胞内でデオキシグアノシン三リン酸と置き換わる事でDNAポリメラーゼの働きを阻害し、ウイルスの増殖を抑え感染症状の悪化を防ぎます。又、バルトレックスは、発症した感染症状の悪化の抑制や改善効果だけで無く、身体各所の神経節に入り込んだ休眠状態のウイルスに対しても有効とされ、再発抑制治療にも用いられています。又、再発率が非常に高いヘルペスウイルスが、再び活性化し発症する前に服用する事で症状が悪化する事無く完治させる事も出来ます。
バルトレックスは、英国の大手製薬会社が開発製造した医薬品ですが、2013年に特許期限を迎え世界各国の複数の製薬会社でジェネリック医薬品として、安い価格で製造販売されています。その為、長期にわたる継続服用や常備薬としての備蓄による経済的な負担が減少しており、以前よりバルトレックスを服用し易い環境が整っているので、定期的な検査による早期発見・早期治療を心掛けるべきです。